便利なマンション暮らしを永年しておられたお施主さまは、木の家に暮らしたい憧れを持っていらっしゃいました。
家族で多くの住宅建設業者を回り、出会ったらいじょうの家は大きな梁と柱があり、家はこうでないといけない！と思われたそうです。

あわただしい街中の暮らしの中でも、玄関を開けると木の香りや漆喰、金華砂利の落ち着いた雰囲気に、気持ちが和らぎます。

1階は富山の杉、2階はヒノキを使用。夏はさらっと、冬は冷たく感じない無垢材の足触り。
外を眺めながら、料理時間を楽しむ奥様。リビングで床の上にゴロゴロ寝そべったりブランコに乗ったり楽しい時間。

家づくりの思い出として、ご家族で塗り壁を体験されましたが、暮らしてからもご自身が手がけたことに愛着がわきます。
また洗面ボールや、照明器具などは納得がいくまで探されました。

家は買うものではなく、ともに創りあげていく作業により愛着が増す家づくりにつながると思います。
物にあふれ選択肢がたくさんある現代ですが、既製品では味わえない、居心地の良さこそ木の家の良さだと感じるのです。